
初めての一人暮らしを考えています。
どうやって部屋を探せばいいのでしょうか?
ネットで全て済ませてもいいのでしょうか?
初めてのことだらけで分かりません!!
部屋探しの手順を教えてください。

こういった悩みにお答えします。
こんにちは。いまりゆです。
私は、以前、賃貸不動産会社で働いていました。
初めての一人暮らしは不安だと思います。
またお部屋を探すにはどうしたらいいかなども分からないとと思います。
こういったお客さん何人もお部屋を紹介してきましたので、経験をもとに解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
今回は気に入った部屋を決める流れに関して解説していきます。
1. 部屋探しの手順
皆さん上記のように思っていませんか?
昔はそうでしたが、今はご存じの通りネット社会です。
まず自分の希望の条件、立地で賃貸検索サイトで調べるのが一番早いです。
不動産会社は希望の部屋が見つけてからでも遅くありません。
理由として・・
賃貸不動産会社はおよそ8割、どこの物件も仲介(紹介)できます。
まれに新築物件だったり、専売(特定の賃貸不動産会社しか取り扱えない物件)があります。
ですが、昔はこの専売というのが、多くまたネットもないので、1軒1軒不動産会社を回るのが常識でしたが、いまは違います。
家主さんも早く借りてほしいという方が多いので、ネットに掲載、またはどこの不動産会社からでも受けるという方が多くなっている傾向です。
1-1. 希望の条件で3~5軒ほどに絞り込む
まずはネットで希望の条件に合う部屋3~5ほどに絞って探してみてください。
希望条件とは人それぞれ違います。
家賃を第一優先にする人や、立地(駅チカやスーパーが近いなど)を優先にする人もいますので、自分でしっかり考えて優先順位をつけてください。
1-2. 希望条件で絞った部屋を問い合わせをする
次に賃貸検索サイトで見つかった希望に合った部屋を空きの状況などを問い合わせをします。
問い合わせ方法について
・ 電話問い合わせ
気に入った部屋までリンクを進めていくと専用の電話番号が表示されます。
その電話番号に問い合わせをします。
電話が繋がる先は画面に表示されているこの部屋の仲介ができる不動産屋さんに繋がります。
※実際のところ、問い合わせをしている部屋を他の不動産屋さんでも仲介(紹介)はできます。
ではなぜ、1つの不動産屋さんにしか繋がらないかというと登録している情報量が一番多い、信頼できると検索サイトがジャッジをして優先的に表示させているからです。
上記の図の場合、A社~D社まで同じ部屋の情報を検索サイトに提供しています。
ですが、A社が一番情報量が多いので、検索サイトにはA社がピックアップされ電話が繋がるような仕組みになっています。
・メール問い合わせの場合
メールでの問い合わせの場合は基本的に電話とは違い、情報を登録している不動産屋さんから折り返し電話やメールが返ってきます。
※もし電話に抵抗があり、折り返しをメールでほしいという場合は電話番号を記載しないで問い合わせをしてください。
人気物件は多数の不動産屋さんが情報登録をしているので、営業電話が多くなってしまう可能性がありますので注意してください。
1-3. 見学の予約を入れて見学をする
次に空きの状況の確認が取れたら、部屋の見学をします。
問い合わせの際に気になった部屋は全て伝えておくようにしてください。
また希望の条件を全て伝えておくと違う物件も用意してくれるはずなので、問い合わせの際に伝えておいた方がスムーズに見学に行けます。
たまに見学はしなくてはダメですか?といった問い合わせがありました。
こういう場合は可能な限り私は必ず見学はお勧めしていました。
1-4. 気に入った物件があれば申し込み手続き
見学をして自分でいいな、住みたいな、また予算なども確認し、よければこの部屋に決める旨を不動産屋さん伝えます。
その後、入居申込書というものを記載し、不動産屋さんに提出します。
ただこの時点ではまだ決定ではありません。
このあと不動産屋さんが入居申込書を家主さんに提出し、確認をしてもらいます。
また入居審査といった、保証会社の審査があります。
※クレジットカードの審査のようなものです。
学生さんであれば、親の名義になるか、もしくは自分名義で連帯保証人に親をつけるかという形になります。
もちろん収入がなければ入居審査は通りません。
家主さんも家賃滞納などは困るので、必ず収入のある親名義にするか、もしくは、連帯保証人に親をつけるかの選択をします。
この入居審査に通れば晴れて部屋決定となります。
・ 本人確認書類(運転免許証、パスポート、写真付きの学生証)
・ 健康保険証
・ 印鑑 ※なくても申込はできますが、あとで必ず必要になります
1-5. 本契約
申込をし、無事に審査を通過すれば、あとは本契約のみとなります。
現時点では入居していいですよと了承をもらっただけの段階となりますので、最後に書面にて契約を交わして終了となります。
本契約は不動産屋さんにて行われます。
※担当した不動産屋さんではなく、部屋を管理している別の管理会社で行われる場合もあります。
必ず担当営業マンから案内はありますので、ご安心ください。
本契約は《宅地建物取引士》という資格をもった人が担当します。
部屋の重要事項の説明、契約に関する詳細などおよそ1時間~2時間ほどかかります。
この本契約の際に署名、捺印をして初めて契約完了となります。
入居日が当日、また翌日など近々の場合は当日、部屋の鍵を渡してくれます。
これで、晴れて部屋の契約は終了となります。
あとは実際に引っ越すだけです!
・ 本人確認書類(運転免許証、パスポート、写真付きの学生証)
・ 健康保険証
・ 印鑑(認印)
・ 銀行印
・ 連帯保証人がついている場合は連帯保証人の印鑑証明
・ 現在の住民票の写し
・ 給与明細直近3か月分
※学生さんの場合は連帯保証人である親の給与明細が必要になる場合もあります。
・ 内定通知書(転職、内定者の場合)
2. まとめ
いかがでしたでしたでしょうか?
上記が一般的な部屋探しの流れ、手順になります。
ただ今はネットだけで完結できるサイトも増えてきています。
今後、室内の動画配信など使ったサイトなども出てくると思います。
ネット完結だと実際に見に行かなくてもいい、簡単に、スピーディに部屋探しができると思います。
ですが、実際に見学をするメリットとしては、やはり、実際に見れる、採寸ができる、騒音、周辺環境をチェックできるなどがあります。
心配な方、また初めて一人暮らしをするという方はやはり一度見学をお勧めします。
ぜひ納得のいく、いい部屋探しをしてみてください。
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