
子供に水泳スクール、体操スクールどちらを習わせるべきか悩んでいます・・・
どちらの方がいいのでしょうか・・?

こういった疑問にお答えします。
こんにちは。いまりゆです。
私は現在、幼児~小学生を対象とした《スポーツスクール事業》に勤務しております。
子供達が、スポーツの習い事(今回は体操)をするメリット・デメリットをしっかりお伝えしていきます。
水泳は子供に習わせたいランキングでは1位となっており、人気のスポーツとなっています。
また幼児~小学生向けのスクールとして人気が高いのが《体操スクール》です。
体操と言っても競技としての本格的な体操スクールもあれば、跳び箱、鉄棒、マット運動、トランポリンなど、遊びの要素を含んだ体操スクールも存在します。
お子様の要望に応じて合った体操スクールに通わせて頂ければと思います。
1. 体操スクールのメリット
体操スクールに通うことは野球、サッカー、水泳などとはまた違ったメリットがあります。
もちろん競技として習うのか、遊び感覚で習うのかで違いも出ますが、体操スクールはどのスポーツにも役立つ《基礎的な身体能力》を得ることができます。
1-1. 運動能力の向上
運動が苦手だよというお子様には特に《体操》はオススメです。
カラダの使い方、柔軟性を養うことができます。
・マット運動
柔軟性が必要になってきます。
また上達が早い子だと小学生のうちからハンドスプリング、前転宙返り、バク転など様々な技にチャレンジできます。
こういった技は柔軟性、カラダの使い方を学ばないとできない技です。
これができるようになれば、体育の時間のスターになれますね(笑)
またある程度の筋力も必要とされますので、練習するうちに自然と筋力も鍛えられることになります。
体感の強さも必要になり、バランス力も併せて鍛えられます。
逆立ちができるようになれば、筋力、体感、バランス力も完璧です!
・跳び箱
ジャンプ力が必要されます。
また助走に関してはある程度のスピードも必要になりますので、走力も鍛えられます。
跳び箱の段数が上がっていくとうれしいですよね。
小学生では8段を跳べればもうスターですね(笑)
・鉄棒
握力を中心に筋力が求められます。
また柔軟性も必要です。
練習することで腕力、また体感も自然と鍛えられます。
逆上がりができないお子様は意外と多いものです。
ただ逆上がりは筋力だけではカラダの使い方ひとつです。
コツをつかめば、誰でも簡単にできるようになります。
逆上がりをまずできるようになれば鉄棒の楽しさが徐々に出てくると思います。
1-2. 達成感を味わえる
《体操》はサッカー、野球などの競技と違い、目に見えて達成感を味わえることができます。
ある技を目標に練習をし、ある日『できた!!』と技が目に見えてできます。
例えば、ハンドスプリングですが、なかなか難しい技ですよね(汗)
練習を重ね、ある日ハンドスプリングができるようになります。
そこで最大の達成感を味わえます。
努力すればできるという感覚を子どものころから感じることで、今後の生活にも活きていくはずです。
1-3. 友達との繋がりが広がります
《体操》だけに限らず、スポーツを習うことのメリットとして必ずあるのが、【友達との繋がり】です。
習い事を何もしていないと学校のクラスだけの友達に限られますが、スポーツを習うことで、違う学年の子、違うクラスの子、違う学校の子、など友達の輪が大きく広がります。
多数の子と繋がるということは、人それぞれ違う考えをもっており、『こういう考えもあるんだ』『こういう人もいるんだ』など社会性も学ぶこともできます。
自然と【コミュニケーション力】が身につき、今後の生活にも必ず活きてきます。
また幼児のころから、小学生のクラスに入っている子は言葉の覚えるスピードが速いです。
意識はしていないのですが、年齢の上の子と接することで、よく言葉を聞き、理解しようとしています。自然と脳が反応し、無意識のうち言葉を覚えていきます。
2. 体操スクールのデメリット
もちろん《体操》にもメリットがあれば、デメリットもあります。
デメリットもしっかり把握したうえで、検討して頂きたいと思います。
2-1. ケガのリスク
どのスポーツにも付きものですが、《体操》に関してもケガのリスクはあります。
子供に多いケガ
・手首、足首の捻挫
マット運動、跳び箱に関して、手をついた時、また着地をしたときに起こりやすいのが、捻挫です。
子供のうちは手首、足首に柔軟性があり、捻挫しにくいといわれておりますが、そんなことありません。
正直、私のところにも捻挫をしたというお問い合わせは本当によくきています。
また筋力ができていない子供のうちに力を逃がす役割がある手首、足首に負担がかかることは多いです。
予防策としてはやはり柔軟性です。
手首、足首のストレッチをしっかりし、柔軟性をだすようにしてください。
・頸椎捻挫(けいついねんざ)
むずかしい言葉ではありますが、簡単にいうと【首の捻挫】のことです。
※むちうちともいわれます
マット運動で多いのがこの【首の捻挫】です。
前転、後転の時に首をひねってしまった、頭から落ちてしまったなど、衝撃を与えられることで筋肉を傷めてしまうことが多いです。
難しい技に挑戦する際は、必ず先生のいる前で、補助が必要な時は先生にしてもらうようにしてください。
その他に外的障害などもございます。
もしケガをしてしまった際は、すぐに先生に報告し、病院に行くことをオススメします。
※体操クラブなどスポーツに通う際はほとんどのクラブがスポーツ保険に加入が必須になっているはずです。
もし案内がないようでしたら、入会する前に確認することをオススメします。
2-2. 体育館使用での冬場練習は極寒
地域の体操スクールに通う方は、体育館や公民館などを使用する場合が多いと思います。
エアコンがついていない体育館などの冬の練習は非常に寒いです。
寒くて行きたくないという子も出てくるかと思います。
その点、専用の室内を持った体操スクールではエアコンもついていますので、冬の練習もなんなくこなせます。
設備、更衣室なども完備されていることが多いので、そういった面では専用の施設をもった体操スクールはオススメですね(笑)
3. 体操スクールの月会費について
体操スクールの活動費もそれぞれあります。
〇 自治体など地域で行っている体操スクール(週1回)
・月会費・・3,000~5,000円
・年会費・・2,000~3,000円
・入会金・・2,000~4,000円
・スポーツ保険・・800円~(年1回)
〇専用の施設をもった体操スクール(週1回)
・月会費・・5,000~7,000円
・年会費・・3,000~5,000円
・入会金・・3,000~5,000円
・スポーツ保険・・800円~
ざっくりですが、費用としてはこんな感じです。
施設をもつ体操スクールに関しては入会の時にプラスでTシャツ、パンツ、バッグなど購入必須の場合もあります。
費用を抑えたいというのであれば、地域の体操スクールがいいかと思います。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか?
体操スクールに通う場合にもメリット、デメリットがもちろんあります。
メリット 1. 運動能力の向上 2. 達成感を味わえる 3. 友達との繋がりが広がります |
デメリット 1. ケガのリスクがある 2. 体育館使用での冬場練習は極寒 |
また体操スクールにも《競技者向け》、《カラダを動かす楽しさ向けを求める子》の2種類に大きく分かれます。
ほとんどの方が後者の《カラダを動かす楽しさを求める子向け》だと思います。
《体操》はどのスポーツにも役立つ要素が含まれています。
例えば、サッカーをやりながら、体操を習うでもいいと思います。
柔軟性、また体感の強さを養うことができますので、サッカーの動きにも役に立ちます。

また最後に・・
9歳~12歳ごろは《ゴールデンエイジ》と呼ばれています。
《ゴールデンエイジ》とは・・
神経系(脳)の発達が著しく伸びる時期のことをいいます。
この時期にスポーツをするかしないかで神経(脳)への刺激が変わり、今後に大きく左右されるといわれています。
この時期にスポーツを習うことが運動神経を伸ばすポイントでもありますね。
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