
高卒出身者には営業職がおすすめって本当?
営業職ってどんなことをする?
こんな疑問を解決できる記事となっています。

実際に私は高卒出身ですが、10年間働いた接客業から営業職へ転職し、年収アップ・休日も120日と満足いく生活を手に入れることができました。
記事の前半では高卒に営業職がおすすめ理由を解説しつつ、後半では営業職の実際の仕事内容、また営業職に向いているひと・向いていないひとを解説しています。
簡潔に分かりやすく解説していますのでぜひ最後まで熟読して頂き、あなたのキャリアプランの参考にしてみてください!
高卒に営業職がおすすめな理由
早速本題から入っていきますね。
なぜ高卒出身者には営業職がおすすめ!と言われているのか・・
理由は4つ。
- 学歴だけが全てではない
- 成果が反映される
- 様々なスキルを手に入れることができる
- 転職しやすい
ひとつずつ解説していきますね。
1. 学歴だけが全てではない
営業職のメリットとして何より、他の業種と比べ学歴社会の風習がないということです。
専門職などであれば、どうしても大卒が有利とされますが、営業職は同じスタートラインから始めることが可能。
営業のスキルは普通に大学に通っていては身につかないものがほとんどのため、大卒であろうと高卒であろうと差が生まれにくいということです。
高卒での就職、転職でも採用されやすいと言えるのが営業職です。
2. 成果が反映される
営業職が高卒出身者におすすめな理由2つ目は「収入」についてです。
高卒と言えば、大卒に比べどうしても収入が低いと思われがちですが、営業職だけ見ればそんなことはありません。
営業職は成果が給与に反映されるため「実力主義社会」です。
簡単に言えば結果をだせばその分給与が上がり、大卒より稼げるということ。

基本給はやはり大卒の方が高いですよ。
いまの会社だと基本給の差は3万円ほどですね。
インセンティブ(成果報酬)をもらえばトータルで大卒より収入が多くなることは可能です。
3. 様々なスキルを手にれることが可能
営業職というと顧客に営業トークをし、自社商品を売っていくだけと思われがちですが実際は違います。
下記でも詳しく解説しますが、多くのスキルを必要とされます。
営業トーク、ヒアリング力、提案力などの「営業スキル」だけではありません。
○ 営業職で得られるスキル
・社会人マナー
取引先との対応が多く身につく
・PCスキル
企画書、提案書作成
・戦略、企画提案力
どうやって効率的に販売していくのか
・課題解決、対応力
問題、イレギュラー事項が発生した際の対応力
一例ではありますが、営業職は多くのスキルを得ることができ今後のキャリアに活かせることが可能なんです。
4. 転職しやすい
繰り返しになりますが、営業職として働いていると多くのスキルを身につけることができます。
このスキルは、キャリアアップとして転職する際に有利に働くことになります。
転職の際、採用側は即戦力を期待して採用します。
社会人マナー、また販売するための戦略を自分で考え行動する力があれば、レクチャーの必要もなく、採用した側も採用したメリットを感じることができますよね。

私の場合ですが、中小企業のため人員が少なく、上層部の経営戦略から契約書類作成などの事務作業なども学ぶことが可能でただ販売するだけではなく、多くのスキルを身につけることができます。
以上が、高卒出身者に営業職がおすすめな理由です。
ではここから、実際に営業職の仕事を解説していきます。
一言で営業職と言っても様々な働き方がありますので、ぜひあなたに合った営業職を見つけてもらえればと思います。
営業職の種類
営業職の目的は変わりません。
【売上を上げること】これが営業職の目的です。
ですが、営業職の種類は大きく分けると3つに分けることができます。
- 新規営業
- 既存(ルート)営業
- 電話営業
1. 新規営業
営業といってまずイメージされるのが【新規営業】ですよね。
取引先を新たに開拓していくのが新規営業です。
いわゆる「飛び込み営業」、「テレアポ」とよばれているもの。
テレアポ・・事前に電話でアポイントをとり約束を取り付けてから訪問していきます。
飛び込み営業・・アポイントなしで訪問し、営業をしていくという手法。
テレアポも飛び込み営業どちらも断われることが多く、根気が必要となってきます。
もちろんいきなり契約ということにはならないので、時間がかかるのも新規営業の特徴。
会社からノルマも課せられることもあります。
ですが、学歴や知識よりも人柄、メンタルが必要とされるので高卒出身者にとってはチャンスでもある仕事です。

私も新規営業として働いていますが、ぶっちゃけ慣れます。
断られる続けますが、どうやったら話を聞いてくれるのだろう?などを考え実践していったり、ゲーム感覚で楽しむようにしてます。
2. 既存(ルート)営業
既存(ルート)営業というのはその名の通り、既存の顧客に営業をしていく仕事です。
利用してもらっているサービスのメンテナンスや、新サービスの提案などをしていきます。
一見、営業の中でも簡単そうに見えますが、成果を出しづらく給与が上がらないってこともあります。
とはいえ、新規営業とは違い、担当者とは面識があるので人見知り、また新たに人間関係を構築していくことが苦手なひとには向いている営業です。
3. 電話営業
電話営業は、上記でも少し触れましたが、新規営業のひとつの手段です。
初めての企業に電話で商品の説明、アポイントをとっていくという仕事です。
企業によって電話営業だけが仕事で、もしアポイントを取れれば別の担当者が訪問し営業をするスタイルをとっているところもあります。
1日に何百件と電話をかけるので根気が必要とされます。
ただ会社から出なくていいというメリットもありますね。

昔の話ですが、受話器と手をガムテープで巻かれて1日ひたすら電話をかけ続けるというブラック企業があったそうですよ。おそろしい・・
今の時代じゃ考えられないですけどね。
営業職は大きく分けると上記の3つのタイプになります。
また営業相手も大きく分けると2つ。
- 法人営業(BtoB)
- 個人営業(BtoC)
要するに取引先ですね。
企業向けのサービスを企業に営業する【BtoB】と一般ユーザー(個人)向けに営業する【BtoC】に分かれます。
法人営業(BtoB)
法人営業とは企業同士で商談を行う営業のこと。
社長や決裁者との商談がメインで取引金額も大きくなります。
そのため社会人マナーは当然のこと、専門知識、商品の良さのプレゼン能力が求められてきます。
契約まで時間が掛かりますが、達成感はハンパないです!
個人営業(BtoC)
個人営業とはその名の通り、個人向けに営業を行なうこと。
不動産営業や保険営業などがそれにあたります。
専門知識が必要なのはもちろんですが、顧客(個人)から信頼されることが重要で、何よりコミュニケーション力が求められます。
高卒だろうが学歴は関係なく、顧客(個人)への丁寧な対応、いかに信頼を得るかで結果に差が生まれていきます。
営業職の仕事内容とは
では実際に営業職がどういった仕事をしているのか?

参考に、いま新規事業開拓の営業をしている私の仕事内容を紹介していきます。
売るだけが仕事ではない

営業職は売ることが仕事ではないんですか?

「自社の商品を売ること」は目的であって仕事ではありません。
売るために様々な仕事が存在するんです!
・営業リストの作成
・プレゼン資料の作成
・プレゼンの練習、ロールプレイング
・テレアポ、商談日程の調整
・集客(マーケティング)
・商談内容の振り返り、進捗確認
・契約書作成→契約作業(決裁者の押印)
・日報報告などの事務作業
自社の商品を売るためにはこれだけの仕事が発生します
※企業によっては営業と事務作業を分担しているところもあります。
とはいえ、言い換えれば営業職はこれだけの仕事があるので学べることも多いということ。
プレゼン資料、営業リスト作成にはPCスキルが必要ですし、契約書作成には法律の勉強も必要です。
テレアポをとるには営業トーク、また話し方、話すトーンも取引先によって変えたりなど学べることが多くあるのが営業職のメリットとも言えます。

営業リスト、資料作成に結構時間をとられますね。
営業に行くまでの準備で7割決まるという言われているように、手を抜くことができないんですよね。
繰り返しになりますが、営業職は多くのスキルを身につけることができる環境にあります。
今後のキャリアを考慮した場合、1度は経験した方がいいのが営業職と言えるでしょう。
高卒から営業職の収入は?
それでは高卒からの営業職の収入について解説していきます。
※ここでは営業職を《卸売業・小売業》《金融業・保険業》《サービス業》として数値を出していきます。
○ 高卒の場合
初任給:164,000円
年収(初任給×12+賞与2か月):2,296,000円
○ 大卒の場合
初任給:207,000円
年収(初任給×12+賞与2か月):2,898,000円
上記のように初任給をみると大卒の方が収入が高いことが分かります。
ただ、高卒の場合は初任給が18歳に対して、大卒は22歳ですので収入に差が出るのは当然のこと。
大卒が入社してくるまでの4年間で、営業職であれば収入を倍にすることも可能です。
それが成果報酬(インセンティブ)ですね。

一例として私の経験した賃貸不動産営業のインセンティブを紹介します。
※不動産会社によって異なります。
例)
家賃5万円の賃貸契約した場合・・仲介手数料+AD(家主さんからの謝金)
※仲介手数料、ADともに1か月分とする=5万5千円+5万円
=10万5千円の売上が発生

月間売上20万円を足切に設定、20万円以上は20%をインセンティブとしてもらえる形式です。
仮に月間売上が50万円だったとすると・・
50万円-20万円=30万円
30万円の20%の6万円がインセティブとしてもらえることになります。
もちろん会社によって算出方法は異なりますが、売上を上げれば報酬がもらえるのが営業職の特徴です。
上記の場合、基本給が仮に20万円であったとしてもインセンティブを含めれば、結果26万円の月給となるわけです。
夢がありますよね!
もちろん結果を出すことが必須ですが・・
いかがでしたでしょうか。
ここまで営業職の仕事内容、収入について解説していきました。
ここまで読んでみて、「営業職いけそうじゃん!」と思う方もいれば「自分には無理そうかも」と思う方もいると思います。
下記では営業職の適正を解説していくのであなたに当てはめてみて参考にして頂ければと思います。
営業職の適正について
営業職に向いているひとは下記の通り。
・戦略を考えることが得意
・精神的に強い
コミュニケーション力が高い
営業職に向いているひとの特徴ひとつめは「コミュニケーション力が高い」ことです。
顧客の考えていること、希望を掘り出す“ヒアリング力”も活かし、的確な提案をしていくことが重要とされています。
コミュニケーションをうまくとり、信頼を得なければ顧客も商品を買ってくれません。
いい換えれば、“話し上手”より“聞き上手”の方が向いているということです。
戦略を考えることが得意なひと
商品を売るためには、「戦略」が重要です。
ただ訪問して商品説明をするだけでは当然売れません。
・欲しがっている情報は?
・課題はなにか?
・課題を解決するためには?
顧客によって最適なタイミングで、最適な提案をしていかなくては商品は売れません。
「どうやったら顧客は買ってくれるのか?」
顧客によって戦略を練って対応していくことが重要なんです!
精神的に強いひと
営業職、とくに新規営業は精神的な強さが必要ですね。
新規訪問・テレアポは特に断られるのが当然の世界。
まったく契約が取れない時期も当然あります。
そこで落ち込んでしまうのではなく、前に進む精神力が営業職には必要です。
また契約を取れなければ当然、上司からつめられることもあります。
ストレスに感じることも多く、精神的な強さが求められます。
高卒が営業職への就職・転職をする方法
では最後に高卒が営業職へ就職・転職するにはどうすればいいのか?を解説していきます。
簡易に求人サイトから良さそうな会社を選んで・・みたいなことはリスクが高いの注意してください。
なぜなら、せっかく貴重な経験を積める社会人生活をブラック企業で過ごしてしまうリスクがあるからです。
高卒から入社するひとは特にです。
大卒出身者と差を出せる時期にブラック企業に入社してしまってはろくな経験を積むことができず、いつまでたっても大卒に勝つことができません。
しっかりとした経験、またスキルを身につけることができる企業選びが重要ということです。
キャリアエージェントのサポートを受ける
最適な企業選びをするためには、就職・転職サポートを受けるのが成功へのカギになります。
業界・企業の情報をもっているサポートを受けることであなた希望に沿った会社選びが可能となります。
キャリアエージェントは完全無料でサービスを受けることができるので、まずは相談してみてください。
高卒で営業職に就職・転職するひとにおすすめなサービスは下記の2つ。
・ハタラクティブ
20代向けマンツーマンサービス
・第二新卒エージェントneo
就職・転職満足度No.1
ブラック企業に入社して大事な時間を無駄にしないためにも、キャリアカウンセラーをうまく利用してみてください。
まとめ
今回は、「高卒から営業職」をキーワードとして解説してきました。
高卒に営業職がおすすめされる理由、収入について、具体的な仕事内容がお分かり頂けたのではないでしょうか?
本記事が少しでも参考になって頂ければ幸いです。
✅ 高卒に営業職がおすすめな理由
- 学歴だけが全てではない
- 成果が反映される
- 様々なスキルを手に入れることができる
- 転職しやすい