
引っ越しの初期費用ってなんで会社によって違うの・・?
もう少し安くならかしら?

少しでも安く引っ越したい!!
でもどうしてこんなに掛かるのだろう・・?

こんな疑問にお答えします。
こんにちは。いまりゆです。
私は以前、賃貸不動産会社で営業マンとして働いていました。
今回はその経験を活かして、初期費用の概要をお伝えしますね!
■ 初期費用の相場は家賃の4~6か月分
賃貸不動産業界では初期費用はおよそ4~6か月分かかるといわれています。
おそらく仲介不動産屋さんに来店し、初期費用の話のするとだいたい言われると思います。
それは下記の概要によるものになります。
1. 敷金1か月
敷金とは退去時に原状回復して家主さんにお返しするために予め払っておく費用になります。
大体は1~2か月となり、2か月分の場合はまれに退去時に少し戻ってくる場合もあります。
1か月分の場合はほぼ戻らないと考えていたほうがいいと思います。
また使用状況によっては退去時にプラスで請求される場合もあります。
・故意的に破損させて場合
・ペットを飼育し柱に傷、においなどが残ってしまった場合
※ペットを飼育する場合は予め敷金がプラス1か月になる場合が多いです
また初期費用で敷金がない場合は退去時に必ず支払いはあります。
考え方でいうと入居時に払うか、退去時に払うかどうかということです。
2. 礼金1か月
礼金とは家主さんにお礼金として支払う費用です。
※昔の「住ませてくれてありがとうございます」という習わしです。
昔は礼金2、3か月など当たり前でしたが、最近では0~1か月が妥当となっています。
新築、築浅、または駅チカなど需要が多い物件に関しては礼金がついている場合が多いです。
なぜならば多少高くても借りたいという需要が多いからです。
また家主さんが自信をもって賃貸に出しているので比較的いい物件の可能性は高いです。
初期費用をあまり気にしない方にはいいかもしれません。
ですが、初期費用を抑えたい方には無くしたい費用はこの礼金です!
正直、借りる側としては全く不要な費用です。
敷金とは違い返還はありません。
初期費用を抑えたい方はまずこの礼金をチェックしてみてください。
3. 仲介手数料1か月
仲介不動産会社はこの仲介手数料で会社の売上を立てています。
自社で管理している物件がある大手不動産会社はこの仲介手数料以外にも収入があるので交渉してみる価値はあります。
地元に根付いた不動産会社や管理物件がなく、仲介手数料だけが収入源の会社はなかなか交渉は厳しいかもしれません。
相場はほぼ1か月となります。
まれにキャンペーン物件として仲介手数料0円とうたっている場合もあるので、そこは狙い目です。
しかし早く入居してほしいという物件がキャンペーンをしている場合も多いので、事故物件、また騒音問題など予め担当者に確認をするのは忘れないでください。
4. 日割り家賃・前家賃1か月
基本的に家賃の支払いは前払いとなります。
例)3月分の賃料は2月末払い
3月10日に入居しますといった場合・・・
・3月10日~31日までの日割り家賃
・4月1日~30日までの前家賃
上記の「3月の日割り家賃」と「4月の前家賃」両方の支払いが必要となります。
これだけでも結構かかってしまいますよね。
ですので・・
初期費用を抑えるためには月末を設定してください。
日割り家賃を少しでも抑えることができます。
また交渉としては【フリーレント】をつけてもらうことが初期費用を抑えられます。
※フリーレントとは・・
一定の期間、家賃がかからないことです。 例えば、「フリーレント1ヶ月」となっていたら、1ヶ月の家賃がかからないという意味です。
通常は1ヶ月程度のことが多いですが、まれに2ヶ月となっている場合もあります。
※注意事項として
家賃だけフリーレントとなっていることがほとんどです。管理費はかかる場合が多いの注意してください。
5. 鍵交換費用約2万円
賃貸では鍵交換費用がかかることがほとんどです。
鍵の種類によって変わる場合もあります。
例)ディンプルキー・・3万円など
ダブルロックキーだと倍の価格を請求される場合もあります。
初期費用を抑えるために鍵交換なしで大丈夫な場合もありますが、防犯面は少し心配です。
女性は特に多少費用はかかってしまいますが、交換することをオススメします。
ナンバーロックなどの場合は鍵交換費用は発生しませんので、チェックしてみてもいいかと思います。
6. 火災保険約2万円
簡単に言えば「火災保険は損害保険の一種で、火災や落雷、風水害などの事故によって生じた建物や家財の損害を補償する保険」です。
基本的には賃貸用の火災保険に加入することが入居の条件になっていることが多いです。
賃貸に関しては大体は火災保険に関しては指定してあるものが多いので必ず加入してください。
7. 保証会社利用料約0.5か月~1か月
保証会社利用とは、万が一家賃の支払いができない場合に保証会社より家主さんに賃料を支払うシステムのことです。
昔は連帯保証人を立て、家賃が払えない場合は連帯保証人が代わりに家賃を払っていました。
ですが、最近は連帯保証人からも家賃を回収できないといった家主が多く、保証会社利用を必須にしていることが多いです。
初期費用として相場として賃料の約0.5か月~1か月です。
初期費用を抑えてたい方で連帯保証人うぃ引き受けてくれる人がいる方は、保証会社利用を不要にするといった交渉をしてみてもいいかと思います。
8. その他費用
ここに関しては仲介不動産屋さんによってかわります。
抗菌施工、消毒といった費用がかかる場合もあります。
また害虫駆除費用などがかかる場合もありますので、予めチェックが必要です。
※仲介不動産屋さんによって違います。
以上が引っ越し手続き(仲介不動産屋さんに払う)の初期費用となります。
■ 初期費用を抑えるには・・?
初期費用を抑えるにはいくつか方法(コツ)があります。
下にまとめましたのでぜひ試してみてください。
1. 引っ越しの時期をずらす
引っ越しの業界の繁忙期は1月~4月となります。
この時期だと家主さんからしても何もしなくても問い合わせがきたりするので、家賃交渉は厳しい時期です。
例え安くしなくても他に借りたい!というひとがいるからです。
また仲介不動産屋さんからしても同じです。
この時期を外してみれば交渉は可能です。
家主さんは1月~4月の繁忙期に埋まると思っていた部屋があまってしまった場合、今度は何とかして入居してほしいというマインドに変わります。
礼金を0にしたり、フリーレントをつけたりとキャンペーンにする可能性は増えます。また家賃の交渉もしやすくなるので、試してみる価値はあります。
また交渉しやすい物件として長く入居されていない部屋は早く入居してほしいと思っているので、
案外家賃交渉も通るかも・・です
詳しくはコチラ↓↓

2. 礼金0を狙う
上記でも話しましたが礼金は借りる側としたら全く不要な費用になります。
敷金はいずれは必ず払うので、余裕があれば先に払ってしまった方が安心です。
礼金を0にすることは初期費用を抑えるには重要なポイントになります。
3. 無駄なオプションはつけない
害虫駆除、消毒施工、抗菌施工など不要であればなるべく無くしたほうが初期費用を抑えられます。
また24時間あんしんサービスなども近隣に全く知り合いがいない方以外は必須でなければ外してもいいかと思います。
物件の管理会社の営業時間外に何かあった時(水漏れ、鍵紛失など)は非常に便利なので不安な方はつけたほうがいいですが、不要と思えばつけなくてもいいサービスです。
契約を外せば初期費用を1~2万は安くできます。
4. フリーレント付きの物件を探す
1か月フリーレントなどキャンペーンをしている物件が必ずあります。
どうしても初期費用を抑えたいという方はピンポイントで探してみてもいいかと思います。
またダメもとでフリーレント交渉をしてみるのもいいかと思います。
担当者に言えば、できるかは分かりませんが交渉はしてくれはずなので、言ってみる価値はあります。
■ まとめ
いかがでしたでしょうか?
初期費用に関しては誰もが気になるところだと思います。
部屋を契約する際は様々な費用が発生してします。
全くの無知の状態で不動産会社に行ってしまうと、不要なものまで、契約させられてしまいますので、多少の知識が必要です。
下記に、不動産会社の選び方の記事を貼っておきますので、ぜひ参考にしてください。

それでは・・・
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