
・転職に失敗しないためにどうすればいい?
・転職に失敗したらどうなる?
・もし転職に失敗してしまったらどうればいい?

こういった悩みにお答えします。
私は転職に失敗した経験をもつ30代のサラリーマンです。
今回はその経験を活かして転職に成功するコツを紹介していきます。
いまの仕事がイヤで転職したけど、転職先の企業も合わずまたすぐに退職してしまった・・
なんてことは多く存在します。
私もそうでした。
転職先が自分に合わず、1年も経たずに再度転職。
ですが、こういった転職失敗は事前に防ぐことができます。
本記事では、転職失敗事例を紹介しつつ、私が経験から学んだ「転職失敗のリスク」を軽減するためにやるべきことを紹介していきます。
これから転職をしようかなと考えている方はぜひ参考にして頂き、あなた自身の転職活動に活かしてください。
そうすれば私のように転職失敗で悩むことがなくなるでしょう。
転職失敗の経験談
まずは私が転職に失敗した体験談からお伝えしていきます。
大きく分けると2つです。
- 収入だけを優先してしまった
- 業界・企業の調査不足
解説していきます。
1.収入だけを優先した
前職は小売業。
10年間働いて収入は手取りで23万円ちょっと。
子どもも生まれ、家族を養っていくことができないと感じ転職を決断しました。
転職サイトで年収450万円以上で検索し、勤務地などで良さそうなところに片っ端から応募。
接客業だったということもあり、営業職の求人が多く、その中でもインセティブが高い求人を優先的に面接にいきました。
見事面接に合格し晴れて入社・・・
ここまででもうお気づきかと思いますが、「ブラック企業」ですね。
終わりが見えない残業地獄・・
契約がとれなければ上司から詰められる・・
驚くことに上司が半袖で出社、腕にはタトゥーが・・
終わった・・
そんな毎日で精神的に病んでしまい、1年で退職しました。
たしかに給料は格段に上がりましたが、休日にも電話が掛かってくるので、毎日仕事に怯えている感じです。
2.業界・企業の調査不足
接客業の経験を活かして賃貸不動産の営業でも大丈夫でしょと軽い気持ちで転職。
お客さんとのコミュニケーション力には自信があったので、自宅から30分ほどで通いやすいなぁなんて考えながら企業を決めました。
入社後、1週間で間違った!!!と気づく。
実際の仕事は、賃貸不動産サイトに物件を掲載する事務作業、空きがでた物件の写真撮影、お客さんからの問い合わせは社内で奪い合い・・
理想の職場とはかけ離れたものでした・・
1日の撮影ノルマは15件。
11時に出発して17時までには会社に戻らなくてはいけない。
戻ってから撮影してきた写真を掲載作業・・
ほぼ終電・・ろくな休憩もとれずです
思い描いていた職場は「車で部屋を案内して契約をとるだけでしょ?」ぐらいでした。
完全な業界・企業の調査不足が招いた結果です・・
その他転職に失敗してしまう理由
上記は私の失敗経験談ですが、もちろんその他にも理由はあります。
まずは、「転職に失敗してしまう理由」をしっかり理解することが重要です。
詳しく解説していきますので、まずはしっかり理解するようにしてみてください。
- 現実逃避の転職
- 社風が合わない
- 労働条件の相違
- 転職前に退職
- スキル不足
以上の5つです。
1.現実逃避の転職
まず挙げられるのが現職から逃げるだけの「ノープラン転職」です。
「ノープラン転職」をしてしまうと、その後も会社に合わず転職を繰り返してしまうリスクが高くなります。
現実逃避の転職をする人は焦ってしまう人がほとんど。
転職することだけが目的となり、「どこでもいいから内定さえもらえれば解決するはず!」と思ってしまいます。
そうなれば転職した会社が自分に合わない可能性の方が高くなってしまうのです。
2.社風が合わない
転職先の社風が合わないなんてこともあります。
現職で当たり前に行っていたことが、転職先の企業ではNGだったり、バリバリの体育会系だったなんてことも・・
・残業が当たり前の雰囲気
・昼休憩が取りづらい
・休日会社からの電話が当たり前
みたいなこともあり得ます。
理想と現実のギャップを感じてしまうこともあるでしょう。
3.労働条件の相違
求人に載っていた業務内容と実際の業務が全く違う・・
休日出勤が思っていたよりある・・
残業時間も想像以上・・
こういったことも起こりえます。
求人には業務内容が全て記載されている訳ではありません。
一部抜粋した業務が掲載されています。
掲載されている業務だけと思い入社しものの、実際はまったく違う業務が大きな割合を占めることで、ストレスを感じることもあります。
入社前の調査不足が原因です。
4.内定前に退職
どうしても早く現職を辞めたいという方もいらっしゃると思います。
ですが、転職先の企業からの内定がない前に退職してしまえば、無職期間が発生してしまいます。
無職期間は当然収入がなく、生活費、転職活動費も払えなくなる可能性もあります。
失業手当は条件がそろえば給付されますが、自己都合の退職の場合は振込までは最低でも二か月はかかります。
最低3~4か月分の生活費の預金がない場合は、内定前の退職はしないほうがいいです。
※失業保険についてマイナビさんが詳しく解説しています。
5.スキル不足
自分のスキル過剰評価しすぎで、転職後の仕事についていけないということもあります。
・面接では大風呂敷を広げて答えたが、実際のところそこまでスキルがなく職場に居場所がない。
・実績が盛って面接で答えしまった。実際はやり方が分からない。
こういったミスマッチがないよう、自分のスキルをしっかり把握し、企業から求められていることとマッチしているか確認しておくことが大事になります。
転職に失敗しないための7つの対策
それでは、上記で解説してきた転職に失敗してしまう理由を考えつつ、7つの対応策を紹介します。
- 今の職場で改善できるところを探す
- キャリアプランを考える
- 業界・企業の徹底的な調査
- 社風の調査
- 優先順位をはっきりさせる
- 業務内容・労働条件の確認
- 転職エージェントを利用する
上記の7つを意識すれば確実に転職失敗のリスクを軽減することができます。
1.今の職場で改善できるところを探す
転職を決断する前に、最後にもう一度本当に転職すべきかどうか振り返ってみてください。
いまの職場で少し改善すればあなたの悩みはなくなりませんか?
部署を異動すれば解決できることではないですか?
転職してから「やっぱり元の会社に戻りたい」と思っても簡単にできることではありません。
最後に今一度、改善できることはないかチェックしてみてください。
『隣の芝生は青い』という言葉もあるように、他社がよく見えてしまうことも多いです。
もし改善できるのであれば、転職は改善してから考えみても遅くはありませんので。
2.キャリアプランを考える
あなたは自分の価値がどれくらいあるのか把握していますか?
あなたの市場価値が分かるミイダスを試してみてください。
あなたの適性年収、職種が分かるうえ、あなたの職歴を見た採用担当からスカウトがくることもあります。
今後のキャリアについてイメージはできていますでしょうか?
その場しのぎだけの転職なってしまっては、転職の繰り返しになってしまい成長できません。
具体的な方法としては、ゴール(目的)を設定し、そのゴールに向けての【目標】を設定していきます。
ビジネス書などでよく書かれている“マイルストーン”というやつです。
このキャリアプランをしっかり考えることで、転職自体がポジティブになり、転職に失敗するリスクを大幅に軽減することができます。
もしあなたがいま「やりたいことがない」「今後のキャリアが見えない」と悩んでいるのであれば、転職活動前に【ポジウィルキャリア】無料カウンセリング をおすすめします。
✅ こんな方におすすめ
・毎日なんだかモヤモヤしながら仕事をしている
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カウンセリング後、もしかしたら転職することがベストではないと気付くかもしれません。
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※追記(2021年12月)
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関連記事:
>>話題のマジキャリの料金はいくら?
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3.業界・企業について徹底的なリサーチ
転職してからのギャップを軽減するために入社前の業界・企業についてのリサーチは必須です!!
未経験の業界にチャレンジする場合はとくにです。
理想としている業界、やりたい仕事でも、いざ働いてみて『想像していたのと全然違う』なんてこともあります。
そんなことにならないように徹底的なリサーチが必要なんです。

上記で紹介した私の転職失敗がいい例です。
事前のリサーチ不足からくるものです。
業界のサイトや口コミなどから情報を収集して、仕事内容をしっかり把握してから転職すること。
本当に大事です。
面接内容や転職活動の口コミなど見れますのでめちゃめちゃ有益サイトです。
4.社風の調査
転職後にの企業の社風が全く合わなかったということがないよう、予め調査をしておくことをお勧めします。
やりたい仕事でもあっても社風が合わなければ大きなストレスとなります。
妥協せず、徹底的な調査をおすすめします。
5.優先順位をはっきりさせる
「転職して何を改善したいのか?」をはっきりさせる必要があります。
転職活動は短くても2~3ヶ月はかかります。
転職活動を進めていくにつれて、「なぜ転職するのか?」が必ずブレてきます。
転職して改善したいことに優先順位をつけて書き出しておくことをおすすめします。
② 年間休日120日以上
③ 残業が少ない
④ 転勤がない
⑤ 前職が活かせる職場
この軸がブレてしまうと、今の会社から逃げるだけの転職となり、転職失敗の原因となります。
注意点がひとつ。
『理想に合った完璧な企業』はありません!!
どこかは妥協しなければ転職をうまくいかないものです。
どこを妥協できるかを前もって理解しておけば、転職後のショックが少なくすみます。
6.業務内容・労働条件の確認
業務内容・労働条件の確認は、内定後に送付される『雇用契約書』と『労働条件通知書』を徹底的にチェックしてください。
『労働条件通知書』は雇用側の発行は義務ですので届かない場合は催促しても大丈夫です。
逆に『労働条件通知書』の発行がない場合は会社を疑った方がいいかもしれませんね。
もし労働条件に相違があった場合は雇用契約を結ぶ前に確認してみてください。
そうすれば、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
内定をもらってからも気を抜かず、最後までやり抜くこと。
転職に失敗しないための重要なポイントです。
7.転職エージェントを活用する
転職活動を進めていく中で、転職エージェントの登録は必須です。
ぶっちゃけ転職は一人では厳しいです。
時間が足りませんし、ましてや転職についてど素人ですよね。
野球を始めたど素人が、コーチもつけずに独学でプロ野球選手を目指すようなものです。
自分だけで何十万もある求人の中から希望の企業を見つけ、自分で応募して面接調整して、独学で面接を勉強して・・
これ全部一人でできるでしょうか?
転職のプロ【転職エージェント】を利用した方が確実に効率的です。
しかも利用料は無料。
使わない手はないです。

とはいえ、私は使わなかった一人です。
なんかうさん臭く、信用できなかったんですよね。
案の定、転職は失敗に終わっています。
転職エージェントのサービスは星の数ほどあり、どこに登録すればいいか必ず迷うものです。
転職エージェントの選び方についてはコチラで詳しく解説しています。
転職エージェント利用に懸念がある方も多いと思います。
そんな方はこちらを参考にしてみてください。
関連記事:
転職エージェントは使うべき?【結論】
メリット・デメリットを把握してから検討すべき
転職失敗事例のまとめ
ここからは、私以外の転職失敗例を紹介していきます。
こうならないために参考にしてみてください。
参考サイト:doda
20代:男性
退職したのが4カ月前。なかなか転職先が決まらず、ようやく1社から内定が出ました。給与や待遇、福利厚生は前職と同水準だったので、すぐに入社の意思を伝えました。ところが、入社後に分かったのですが、試用期間中は給与が下がるし、月に1度は土日出勤。もう、耐えられません。
20代:女性
前職を活かしてコミュニケーション力を武器に、いろいろな人に自分から提案できる法人向け新規の営業がしたくて転職しました。でも、お客さまの笑顔は見られないし、上司からは「売り上げ伸ばせ」とプレッシャーばかり。 正直、もうキツくなってきました…。
20代:男性
「年功序列の企業にいたため、実力主義の会社に行きたくてベンチャー企業に転職しましたが、やっぱり自分には合っていない気がします…。

20代:男性
求人サイトに掲載されていた内容と実際に仕事内容が違っていました。面接時に聞けなかった私も悪いのですが・・

前からやりたかった仕事に転職しましたが思ったよりハードでついていけなさそうです。前の職場の方がよかったと後悔しています。
転職中の失敗例 多数の応募!?
・たくさんの企業に応募したまではいいが、結局書類作成の締め切りや面接日程が重なってしまい、準備できずに雑になってしまった。
想像で分かるように、結果はほとんど落ちてしまった。→自己分析を行い本当に行きたいと思える企業のみに応募しましょう。
— けん@根本自己分析 (@ken0506_1015) September 23, 2021
もし転職に失敗してしまったら
ではもし転職に失敗してしまったらどうすればいいのでしょうか?
ここでは転職に失敗してしまった時の対処法を紹介していきます。
転職に失敗した原因を分析
まず「どうして失敗したのか」を徹底的な分析が必要です。
同じ失敗を繰り返さないために反省することが重要です。
・準備不足だった
・収入だけを優先してしまった
・業務内容に相違があった
転職活動を始めたころか振り返り、どこでミスをしたのか、どうすればよかったかをしっかり理解することが重要です。
自己分析をする
自分にあった業界・企業はどこなのか、自分ができることは何なのかなど、“自己分析”が重要です。
一人で自己分析が難しいという方は【ポジウィルキャリア】無料カウンセリングを受けてみてください。
客観的なアドバイスをもらうことができますよ。
短期転職のリスク
短期転職にはリスクが伴います。
・採用側に不安に思われる
・給与などの待遇が悪くなる可能性がある
採用側に不安に思われる
採用する側からすれば、採用してすぐに転職されてしまってはコストもかかるし、手間もかかり非常に面倒に思います。
できれば長く勤務してほしいと思い採用を決断するのが当然です。
在職期間が短い企業が多ければ、「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」と不安になり採用から一歩引いてしまう可能性が高くなります。
もし我慢できるのであれば、短期での退職は控える方がいいでしょう。
給与などの待遇が悪くなる可能性がある
日本ではまだ終身雇用が主流で、年齢、勤続年数で給与が決まる企業が多いです。
例えスキルがあっても給与が下がってからの入社になる可能性が高いということです。
収入を下げたくないという方は注意がとなってきます。
最後に・・【精神論】心の余裕も大事です
最後の転職だと思わない
いまあなたは転職しようか悩んでいると思いますが、これが「最後の会社」だと思って転職しようとしていますか?
「次が最後の会社」という強い思いで転職してしまうと、何かあった時に逃げ場がなくなります。
簡単にいうと、「ハードルを上げすぎない」ということ。
いまの時代は転職は当たり前になってきて、転職回数が複数あっても受け入れる企業が多くなってきています。
ですので、あまり気負うことなく余裕を持って転職することが重要です。
「失敗したらまた転職すればいいや」という心の逃げ場はつくっておいてくださいね。
※厚生労働省調べ平均転職回数
20代・・1回
30代・・2回
40代・・3回
「あまり自分でハードルを上げすぎない」
転職先に期待しすぎない
転職が失敗したとなぜ感じるのでしょうか?
それは、転職先の企業に「期待をしすぎている」という場合もあります。
理想と現実の間にギャップが生じることで「転職失敗」という感情が生まれます。
きつい言い方ですが、ぶっちゃけ「理想的な完璧な職場なんてない」と考えておいたほうがいいです。
期待値を高くもちすぎる分、少しの理想とのギャップで落胆しかねません。
・残業が思ったよりあるな
・休日出勤もたまにあるのか
・朝礼が長いな
・気が合わない同僚がいる
・・など
完璧を求めなければ多少「違うな・・」と思ってもやっていけます。
最初から期待しすぎない「心の余裕」をもつことをおすすめします。
まとめ:転職失敗は事前に防げます
今回は、「転職に失敗しないための7つの対応策」を紹介してきました。
転職することは不安ですよね。
でも転職失敗の不安は事前に軽減することができます。
転職を失敗してしまうということは、事前準備で防ぐことができるのです。
まとめ:転職に失敗しないための7つ対応策
- 今の職場で改善できるところを探す
- キャリアプランを考える
- 業界・企業の徹底的な調査
- 社風の調査
- 優先順位をはっきりさせる
- 業務内容・労働条件の確認
- 転職エージェントを利用する
本記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。
それではこれで失礼します。