
小売業で働いていてそろそろ身体的、精神的にも限界です。
「休みが少ない」「長時間労働」「収入が低い」「将来が心配」悩みが尽きないです。
でも小売業からの転職は難しいと言われているみたいです。
どうしたらいいでしょうか?

こういった悩みにお答えします。
こんにちは。ジタン(@Imry222)と申します。
私は、10年間ショップ店員として勤務していましたが、将来が不安になり30代で転職をしました。
いまは営業職(新規事業開発課)に勤務し、年収もなんとか小売業時代から『2倍』にすることができました。
私も転職活動をしているときは、小売業から転職するのは難しいのでは?と思っていました。
ですが、小売業で勤務していた10年間、まったく成長していない訳ではありません。
小売業勤務で得た知識、スキルを整理し、自分の強みをしっかり企業にアピールすることで、最終的に転職を成功させ、現在に至っています。
※1回目は失敗しました
本記事では、小売業から転職をお考えの方向けに職務経歴書にも書ける小売業出身者の強みをまとめました。
あなたが当たり前と思ってこなしていることが、他の職種にいけば強みとして捉えられるのです。
ぜひ本記事で気づいて頂ければ幸いです。
↓転職活動の流れについてはコチラを参考にしてください↓

小売業出身者の強みとは
それでは、小売業として働いていてあなた自身の強みは理解していますでしょうか?
意外と分からないもんなんですよね。
いきなり「あなたの強みは?」と問われて答えられますか?
転職活動をしていく中では、あなた自身の『強み』を明確にしておくことが重要となってきます。
職務経歴書、履歴書、面接でも必ず問われることですので要チェックです!
では、小売業としての強みはなんでしょうか?
その答えはコチラです。
① コミュニケーション能力
② 数字管理
③ マネジメント能力
④ 接客技術・お客対応
⑤ 売上向上の施策・提案
⑥ PCスキル
ひとつずつ解説していきますね。
①コミュニケーション能力
まず、小売業者の強みとして使えるのが『コミュニケーション能力』です。
毎日、お客さんと接し、話すことが仕事と言っていい小売業では自然と『コミュニケーション能力』が身についています。
あなたにとって当たり前だと感じているこの『コミュニケーション能力』はなかなか身に着けることができない能力なんですよ。
お客さんの考え、何を欲しているのかなどの「欲求」を理解し、その「欲求」に応えることができる商品・サービスを提案していく。
気持ちよくお客さんに買い物をして頂くために笑顔で話しかけますとね。
またコロコロ変わるアルバイト。
アルバイトとの人間関係の構築も自然とやっていると思いますがスゴイことです!!
一般人にはなかなかできることではありません。
この『コミュニケーション能力』は今後どの職場にいっても、必要とされる能力です。
周囲と仕事仲間、営業先のひと、顧客、仕事には必ず人間関係が生まれます。
そのうえで、『コミュニケーション能力』に長けていることは大きなメリットですよ。
②数字管理
次は『数字管理』です。
小売業で働いていると『数字管理』をすることが多いですよね。
・売上管理 ・在庫予算
・予算管理 ・仕入金額
・粗利率 ・客単価
・・など
この『数字で話をすること』ってめちゃくちゃ大事なんです!
理由は上司や、顧客と会話をするときに『数字』を使うことでより具体的な話ができるからです
また日頃から『数字』を用いて計画を立てたりしていれば、自然と企画書や、営業の際により具体的に完成度の高い提案をすることができます。
この『数字管理』していることが、自然とあなたの強みになっています。
(例)
月間売上予算・・100万円
↓
週間予算・・およそ25万円
↓
日別予算・・およそ3.6万円
↓
1日の客数がだいたい15人ほどだから客単価2,400円で予算達成!!

こういった考えが当たり前と思っている小売業ですが、他の職種にいくと案外できないひとが多いんですよ。
おおまかなことは分かっているようですが、具体的な数字を出して考えることができる人は少ないです。
ですので、小売業として働いている人にとって当たり前の『数字管理』は強みとして自信をもってアピールすることができますよ!
③マネジメント能力
ある程度長く勤務している方は役職がつくと思います。
また早い方だと1年で店長になったということもザラにありますよね。
そうなれば、アルバイトのシフト管理、雑給、人員配置など仕事も出てくると思います。
お店を運営(まわす)ということです。
これは人をうまく使う『マネジメント能力』です。
普通、一般企業で働いていると、『マネジメント能力』が身につくまで5年~10年ほどかかるものです。
もちろん人数にもよりますが・・
『マネジメント能力』をもっていれば、即戦力として期待され、転職してすぐに役職をもらえるということもあります。
あなたがいま当たり前として行っている“シフト調整” “雑給管理”などは明らかに強みなのです。
いかがでしょうか?
あなたが当たり前だと思ってしていることが、案外強みだったりするものです。
まだまだ強みがありますので、どんどん紹介していきますよ!
④接客技術・お客対応
上で解説した『コミュニケーション能力』にも少し似ていますが、お客さん対応に特化した『コミュニケーション力』を接客技術とします。
お客さん対応は同僚とは違い、気も遣わないといけないですし、何より【聞き上手】でなはくてはなりません。
お客さんの要望、意見を理解し、最適な商品、サービスを提案することが重要ですよね。
当たり前だと思っている、お客さんの雰囲気、年齢、性別によって立ち振る舞い、言葉遣いを変えたりすることって難しいんですよ。
接客対応で毎日お客さんと話をしているからこその能力です。
一般会社員にはできないスキルです。
ちなみにこの能力はそのまま転職先の取引相手にも通用しますよ。
↓
悩み事、要望の聞き出しをする
↓
取引先の悩み事解決のために最適な提案、サービスをする
クレーム処理対応は迅速な判断力、臨機応変な対応が求められます。
一般企業ではそう経験することがないことなので、小売業者の強みとしてアピールできます。
⑤売上向上の施策・提案
小売業では、売り場メンテナンス、商品の見せ方など売上を上げるための施策を考えます。
またどうしたら来店してくれるのか、DMをうったり、チラシをまいたり様々なことをしますよね。
このアイデアは誰でも出せるものではありません。
販売促進のPOPなども強みとなりますよ。
メーカーの営業などではおそらく即戦力として活躍ができるはずです。
⑥PCスキル
以前、私が転職面接に行った際に

小売業だとパソコンを操作する機会はないよね?
こんなことを言われました。
いやいや・・全っ然分かってない。

小売業はただ接客しているだけではありませんっ!!
売上の管理にもエクセルを使うし、商品発注のデータも全てPCです。
また商品販促用のPOPも全てワードで作成していました!!
と言ってやりました。
たしかにプログラミングなど高度なスキルはありませんが、エクセル、ワードの基本ができていれば、正直一般企業は通用します。
現に私は、一般企業に転職していますが、PCスキルで困ったことはありません。
小売業で、通常業務でPCを使用しているのであれば、まったく臆することはないですよ!
以上が、小売業としての強みとしてアピールできるポイントです。
この6つの強みプラスあなた自身の強みを盛り込めば、職務経歴書には収まり切れないほどの強みがでるはずです
面接官もビックリするでしょう。
・適正年収
・職務適性
・自分の市場価値
など転職をするうえで知っておきたい情報は無料診断サイトミイダスで調べることができます。
ここまで読んで頂いて小売業の強みは理解して頂いたと思います。
ではこの強みを活かせる『職種』はなんだろうと考えますよね?
下記では小売業出身者が活躍している職種(強みを活かせる職種)を紹介していきます。
実際に私の同僚の転職先も参考にしています。
小売業の強みを活かせる転職先の職種は?
①営業職
まずは【営業職】です。
営業職は、小売業出身者が多いとされています。
歩合制な企業もあり、向いていないと思ったひとはすぐに離職しますので、常に求人をかけているのが営業職です。
営業職は『コミュニケーション力』『商品提案力』『売れるための施策』などが必要とされます。
まさに小売業出身者にもってこいの職種と言えます。
しかも、歩合制であれば、売れば売るほど給与が上がっていくので、モチベーション維持も可能です。
※小売業は手当が少ないですよね・・・
単に『営業職』といっても業種は様々です。
・不動産 ・メーカー ・医療
・ライフライン(電気、インターネット、ガス)
・携帯電話 ・家具 ・寝具 ・学習教材など
もちろん、取り扱う商品の勉強も必要ですが、小売業で培った『会話術』『コミュニケーション力』があればすぐに力を発揮することができるでしょう。

ちなみに私は、賃貸不動産の営業に転職し、1か月目で部屋を契約してもらいました。
正直、何も分からない状態でしたが、得意の『コミュニケーション力』でお客さんとしっかり会話をし、情報を聞き出し、一番合った部屋を紹介することができました。
※もちろん、先輩のサポートはありましたが(笑)
人と話すことに慣れているので、臆することなく営業ができました。
これは小売業で培ったからこそできたことだと思います。

>>【経験談】接客業から営業職への転職はどうなの?注意すべき点も解説!
②接客・サービス業
次は、やはり『会話術』『コミュニケーション力』『対応力』が必要とされる【接客・サービス業】です。具体的にはホテル業などがそうですね。
丁寧な接客スキルが求められますし、トラブルなどのに臨機応変に対応できる人材を求めています。
小売業出身者にはピッタリ当てはまりますね。
※ちなみに知人はホテル業界に転職し、いまも勤務しています。
小売業と同じシフト制ですが、無駄な残業がなくなったと言っていましたね(笑)
③介護職
【介護職】は以前より人材不足が深刻で、求人が急務となっています。
ましてや今後少子化、65歳以上の人口が増加傾向にあり、さらに人材が足らない状況となっています。
どの職種からの転職も受け入れやすいのが【介護職】です。
またここでも『コミュニケーション力』が役立ちます。
介護する方とのコミュニケーション、付き添いの方とのコミュニケーション。
人と人との仕事ですので、小売業としての経験をフル活かすことができます。

ちなみに私も2社、介護職の面接を受けましたが、2社とも内定をもらいました。
結局、内定は辞退しましたが・・
④事務職
【事務職】も小売業で培った『コミュニケーション力』が必要とされているので、転職しやすい、また需要がある職種です。
電話対応もあるため、会話術に優れた小売業出身者は重宝されます。また各部署とのやりとりがあるので、コミュニケーション力も発揮できます。
【事務職】ってただ座って同じ業務を繰り返すだけでしょ?と思われがちですが、実はそうでもないです。
本社勤務になれば、社長との距離も近くなり、予想もしない仕事が回ってくるチャンスもあります。
また土日休むが基本なので、休日を重視したい方にはおすすめです。
小売業からの転職におすすめな転職エージェント
いかがでしたでしょうか?
上記では、小売業の強みを活かせる職種を紹介してきました。
では実際に、転職活動を始めるにはどうすればいいのか。
転職の流れはコチラで詳しく解説しているので参考にしてみてください。

ちなみに・・転職に関して【54%】という数字、なんの数字かお分かりになりますでしょうか?
答えは、10年以内に転職した人の比率です。
長期勤続者(10年以上)比率
イタリア | 50.2% |
日本 | 45.8% |
フランス | 45.6% |
ドイツ | 40.3% |
イギリス | 31.6% |
カナダ | 29.7% |
アメリカ | 28.8% |
韓国 | 21.5% |
参考書籍:日本の構造
終身雇用大国であった日本でも、今では半数以上の割合で10年以内に職を変えているということが分かります。
もちろん理由は様々ではありますが、1つの会社にとらわれない働き方が主流になってきているということです。
転職活動をしていくなかで、『転職エージェント』の利用は必須と言えます。初めての方は特にです。
『転職エージェント』を利用しないということは、“初心者がコーチがいないのにプロ野球選手を目指すようなもの”です。
転職ノウハウもないまま進めてしまうと必ず失敗に繋がります。
※経験済みです。
✅ 転職エージェント利用のメリット
・現在の自分自身の状況を把握でき、どこを目指せばいいか指針を示してくれる
・今後のやるべきこと、順序を理解できる
・職務経歴書、履歴書の書き方のレクチャーがある
・面接の対策ができ、本番に安心して臨める
・内定後、給与交渉、退職についてもレクチャーしてもらえる
【転職エージェント】は上記内容をすべて無料で受けることができます。
使わない理由がないですよね。

また転職サイト登録だけではなく、転職エージェント利用をおすすめするのにはもう1つ理由があります。
それは転職エージェントに求人を出す企業が優良企業の確率が高いからです。
どういうことかと言いますと・・
求人をかける企業はもちろん費用をかけて採用活動を行います。
そこで、「ブラック企業」や「人材に費用をかけたくないという考えの企業」は費用が安い転職サイトだけの求人だけに留まります。
転職サイトに求人を出すだけならたいして費用はかからないので、幅広く転職サイトに求人を掲載します。
反対に優良企業は、しっかり費用をかけて優秀な人材を確保したいと考えるので転職エージェントを利用する場合が多いのです。
こういった理由から転職サイト登録だけではなく、転職エージェントの利用をおすすめします。
下記では、小売業からの転職でおすすめな【転職エージェント】を紹介します。
どこの転職エージェントに登録するか迷った時はとりあえず下記の3つに登録しておけば問題ないです。
おすすめ第1位『リクルートエージェント』
必ず登録してもいいと言っていいほど有名大手の【リクルートエージェント】です。
実績も不動のNo.1を誇る大手です。
求人数 | 提案力 | サポート力 | 業界 |
★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 営業、IT関連 |
✅ 【リクルートエージェント】におすすめなひと
・転職が始めでノウハウが分からないひと
・やりたいことが決まっておらず、幅広い職種から検討しているひと
・現職が忙しく、なかなか転職活動に費やす時間がないひと
実際に私が経験した記事はコチラになります。

>>【30代転職100万円アップ】リクルートエージェントを使ってみた素直な感想
求人数No.1、非公開求人数No.1と【リクルートエージェント】は転職を考えるひとにとってはまず登録すべき1社といえます。
この【リクルートエージェント】を軸にしてその他サイトも併用して探していくのがいいですね。

私は具体的に「この仕事がやりたい!」というのがありませんでした。
そこで、リクルートエージェントに様々な企業を紹介してもらい、選択肢を広げてもらえました。
おすすめ第2位『パソナキャリア』
【パソナキャリア 】の印象としてエージェントの迅速な対応が非常によかったです。
こちらの条件、希望を伝えてからすぐに求人を紹介してくれ、違う職種でも新たに提案もしてくれました。
登録しておいて損はないと言えます。
求人数 | 提案力 | サポート力 | 業界 |
★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | メーカー、SE、IT関連 |
ネット上の口コミもよく、さすが『顧客満足度No.1』という感じでした。
迅速、丁寧な対応がよければ、多少、求人数は劣りますが【パソナキャリア】はおすすめですね。
✅ 【パソナキャリア】におすすめなひと
・丁寧なエージェント対応を求めているひと
・転職が初めてなひと
・面接に不安を感じているひと
詳しくはコチラを参考にしてください。

>>~本音の感想を伝えたい~【パソナキャリア】を30代からの転職で利用した話
おすすめ第3位『doda』
【doda】 は転職サイト、また転職エージェントでもあります。
転職サイト【doda】で探して、エージェントから応募という流れがおすすめです。
「選考対策」「年収交渉」までしてくれるサービスなので登録しておいて間違いはありません。
大手企業とあって、公式ホームページが見やすく、様々な転職についての情報を得ることができます。
求人数 | 提案力 | サポート力 | 業界 |
★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | SE、IT関連 |
✅ 【doda】におすすめなひと
・職種が決まっていなく、様々な職種を見たいひと
・転職が始めてなひと
・転職について各企業の情報を得たいと考えているひと
【doda】には「転職エージェント」と「転職サイト」の2つのサービスがあります。
【doda】を軸に転職をすすめていく場合は「転職エージェント」に登録して、面談日程の調整、方向性の確認などしていったほうがいいです。
サブ的な感じで登録して求人を探していくひとは「転職サイト」のサービス登録だけで問題ありません。

1日のメール数が一番多かったのは『doda』ですね。
まれにいい案件が混ざっていたので、毎回メールチェックはしていました。
実際に【doda】を利用してみた感想はコチラの記事を参考にしてみてください。
詳しくまとめていますので。

>>転職サイト【doda】を実際に使ってみた感想を報告します!
【転職エージェント】について更に詳しく知りたい方はコチラも参考にしてみてください。

>>【失敗しない転職】おすすめエージェント5選と登録必須サイト3選
まとめ:小売業からの転職だってできる!
いかがでしたでしょうか?
今回は、小売業の強みをメインに解説してきました。
小売業といえども多くの強みを持っています。
あなたが気が付いていないだけで、他人から見れば強みなのです。
見ず知らずの人とは話せない・・
数字管理の仕方が分からない・・
うまくコミュニケーションがとれない・・
こんな悩みを持ったひとは多いです。
小売業で働いて得た経験は間違いなく強みと言えます。
ぜひ強みを明確にして、胸を張って転職を成功させて頂ければと思います。
とはいえ、転職後やりたいことが分からないという方は多いのではないでしょうか?
実際、転職後何をしたいか明確になっていないまま転職活動を進める方もいます。
最初の私もそうでした。
悪いことではありませんが、やりたいことが明確になってから転職活動を進めたほうが格段にスムーズに進められますし、転職成功率も上がります。
目標があるからです。
・転職後やりたいことがない
・本当に転職すべきかどうか悩んでいる
・毎日何かモヤモヤしている
・自分のやりたいことを見つけたい
そんな方におすすめできるのがポジウィルキャリア無料相談 です。
実際にキャリア支援を受ける場合は有料ですが、最初の45分間のカウンセリングは“無料”で受けることができます。
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それでは今回はこれで失礼します。